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2013年2月25日 (月)

★…予想が外れっぱなしのアカデミー賞


 第85回アカデミー賞が決まりました。作品賞、監督賞はスピルバーグ渾身の力作「リンカーン」で決まりと密かに思っていたのですが、予想がまったく外れました。作品賞はなんと、意外な大穴「アルゴ」でした。まあ、それはそれで、大好きな俳優のベン・アフレックが監督と主演した映画なので大歓迎です。

 ただ、作品賞や監督賞以外でも、主演男優賞、助演男優賞(トミー・リー・ジョーンズ、BOSSのコーヒーのCMのおじさんですね)、助演女優賞(サリー・フィールド、ER救命救急室のアビーのお母さんです!)をはじめ、かなりノミネートされていたので拍子抜けではありました。話題の大作が多い割にスピルバーグは、あまりアカデミー賞には恵まれません。「シンドラーのリスト」で念願の作品賞と監督賞を取った後は、「プライベート・ライアン」で2度目のアカデミー監督賞を受賞しているだけですね。

 そんな中で光ったのは、リンカーン役を演じて主演男優賞を取ったダニエル・デイ=ルイスでしょう。「マイ・レフトフット」、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に続いて3度目、なんと史上初です。若い頃の「ガンジー」や「存在の耐えられない軽さ」も良かったですが、まだ50代後半に入ったところですから、これからますます円熟を重ね、次なる受賞の機会が訪れるかもしれません。

 似たような感じだったのが「レ・ミゼラブル」でしょうか。こちらも作品賞、主演男優賞などにもノミネートされていましたが、蓋を開けてみると、アン・ハサウェイの助演女優賞だけでした。30歳になった彼女にとっては大きな節目になるであろう受賞です。彼女が演じたフォンテーヌには、現状をどうすることも出来ない切なさ、やるせなさといったものが滲み出ていて泣かされました。それに比べると、ヒュー・ジャックマンもかつてない出来なのでしょうが、歴代のジャン・バルジャンの前ではつらいものがありました。ジャベール警部役のラッセル・クロウもしかりです。歌を歌いながらというハンディがやはりあったのでしょう。

 それともう一つ意外だったのは、前評判の高かった「ゼロ・ダークサーティー」が賞を取れなかったことでしょう。作品賞、主演女優賞、脚本賞などを逃しました。主演女優賞にノミネートされたジェシカ・チャステインは前作の「ヘルプ 心がつなぐストーリー」でも助演女優賞にノミネートされました。こちらも30歳を超えたところですから、その勢いで主演女優賞もと期待されましたが駄目でした。この映画もつい最近見たばかりですが、オサマ・ビンラディン暗殺計画という縦糸のストーリーが重く、強いので、どうしてもその動きを追わざるを得ず、彼女の渾身の演技になかなか入り込めませんでした。

 「リンカーン」はじめ、これから封切りになる作品も多く、デンゼル・ワシントンが主演男優賞にノミネートされた「フライト」もあります。邦画もそれなりに面白い作品が目白押しですから(姫川物は小説をすべて読んでいるし、テレビドラマも見ている「ストロベリーナイト」のような作品も原作がどう描かれるか気になって観ないわけにいかないのです!)、これはまだまだ気が抜けませんね。

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