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2013年2月 3日 (日)

★…三枝さんの新作オペラ「KAMIKAZE-神風」に出掛けました


 作曲家の三枝成彰さんが私と私の息子と二人を、新作オペラ「KAMIKAZE-神風」に招待してくれました。観に行ったのは最終日の3日の日曜日、午後2時の開演直前に会場である上野の東京文化会館で息子と待ち合わせました。

 三枝さんは残りの人生はオペラの作曲に捧げると公言していて、今回の「KAMIKAZE-神風」は、前々作の「Jr.バタフライ」、前作の「悲嘆」に続く「昭和三部作」の締め括りの作品です。実在した特攻隊員とその婚約者が理不尽な運命に翻弄された悲劇で、なぜ死を強要する「特攻」が行われたのか、その命令に抗えなかった人々の思いを綴っています。また、「第二次世界大戦で亡くなった全世界の人々に捧げる」というサブタイトルが付いています。



 作曲の三枝さん以下、<原案・原作>堀紘一<脚本>福島敏朗<演出>三枝健起<美術>千住博<照明>沢田祐二<アリア歌詞>大貫妙子<プロダクション・マネージャー>小栗哲家。オペラは総合芸術なので、映画と同じように阿吽の呼吸で動ける「●●組」が製作に当たることが多いのですが、今回もいつもの「三枝組」が顔を揃えています。

 一方、歌手陣はテノールのジョン・健・ヌッツォ、大山大輔、ソプラノの小川里美、小林沙羅、アルトの坂本朱といった布陣です。主人公の<神崎光司少尉>が健・ヌッツォ、その婚約者の<土田知子>を小川が演じ、大山、小林が<木村寛少尉>、<木村愛子>夫妻を演じました。そして、坂本が特攻隊が集った食堂の女将さん<冨田トメ>。オーケストラは、大友直人指揮の新日本フィルハーモニー交響楽団です。



 なんとも美しいステージで、その美しさが、この作品に宿る悲劇性をより際立たせます。大貫さんの歌詞がかなり凝っていたし、歌うのが難しい音楽的なフレーズも数々ありましたが、歌手陣がそれに果敢に挑む熱演を繰り広げてくれたこともあり(特に坂本の深々とした声、清潔感溢れる小林の声が強く印象に残りました)終わって深い感動を呼ぶ作品でした。参ったのは、公演後の打ち上げの席で息子が大受けだったこと。息子は防衛大学に進んだので、この日も制服姿だったのですが、作品が作品だけにその格好がピッタリだったようで、三枝さんにあちこち連れ回されていました。

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