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2013年2月

2013年2月28日 (木)

★…「ニウスな夜」第16夜は「北朝鮮の核」をやりました

 2月末の27日、28日、「ニウスな夜」第16夜をやりました。今回のお題は「今そこにある北朝鮮の核開発」。27日は11人、28日も11人と、過去最高の人が参加してくれました。

 話の内容はタイトル通り、北朝鮮が2月に行った核実験の(都合第3回目の核実験です)まとめから始め、北朝鮮が核開発を止めないわけなどを解説しました。彼らは着実に核開発を進めていること、今回の核実験でいわゆる「水爆型」の核兵器の核兵器の開発に成功したとみられること、それに先立つ弾道ミサイルの発射実験で1万キロを飛ぶことができるミサイルを(アメリカ本土に届くミサイルですね)作ることが出来るようになったこと、それらを説明していきました。

 今、北朝鮮がアメリカを直接攻撃する能力を持った、世間の目はそちらに向いていますが、日本にとっては、アメリカに向かう1発のミサイルではなく、日本を狙っている200発のミサイルの存在の方が喫緊の脅威なのだ、ということも解説しました。そのミサイル群は発射して10分程度で日本に届きます。日本はイージス艦搭載のミサイルと、地上から発射するミサイルという2段構えでそれを打ち落とそうとしていますが、実際やってみれば、打ち漏らしが出ることは防げません。当たる場所によっては(原発などに当たれば)、日本は致命的なダメージを受けます。それが実態です。

 これでは身を守れない。では、ミサイルを打とうとする前に空爆して壊して仕舞えば良いということになりますが、そういうことを実現するために自民党を中心とした勢力が法改正をしたところで、発車前のわずかな時間の中で日本から飛行機が飛んでいって破壊するというのも現実的に難しいのです。

 つまり、彼ら金体制が崩壊する時、自国の滅亡と引き替えにやけくそで「日本を巻き添えにしてやれ」とミサイルを撃った場合、現実的に我々には、振ってくるミサイルを打ち落とすという方法しか残されていないということです。それがはっきりしているのに、現在の日本の2段構えの防衛体制は脆弱としか言いようがありません。この方面の議論を進め、本格的な防衛能力を早く整備すべきです。

 ところでこの日は、終わってからかつてなく、みんなで議論になりました。最初からお酒を飲みながら解説を聞いてもらうようにしたからでしょうか。こういう会をやった方がいいのかもしれませんね。

2013年2月26日 (火)

★…至福の針


 25日、26日と東京でミーティングが続いたのですが、どうにも首が痛くて、中抜けして針に行ってきました。東京にいた頃によく通っていた鴨井先生で、特段の説明をしなくても首の周りを中心にお決まりのコースをさっとやってもらえるので助かります。昔は青山でやっていて、3年ほど前から地下鉄・丸ノ内線の「四谷3丁目」駅の近くに移りました(実家の土地にビルを立てちゃったそうです!)。



 針というと「怖い!」という印象がありますね。著名な皇室評論家が紹介してくれて、先生の腕に太鼓判を押してくれたので出掛けたのですが、それでも最初の時は恐る恐るベッドに登った覚えがあります。それに実際に凝りの中に針が入った瞬間は痛いのです。ところが、その針でグググっと筋が解されるうちにその痛みが何とも言えない心地よさに変わるんです。「あの快感」はかなり病み付きになります。



 私が紹介して通うようになった人もいます。針を試してみたいと思っていた人は、上京した時に一度行って見てください。鴨井先生の治療院は、「四谷3丁目」駅を出て、四谷消防署を背にして皇居の半蔵門の方に向かって歩き、2本目の路地を左に入ってすぐ左手にあります。住所は新宿区舟町3−3−201、電話・ファックスは03ー3226−3808です。番号は定番のコースで税込み5000円です。こんな治療院が家の近くにあれば…。

2013年2月25日 (月)

★…予想が外れっぱなしのアカデミー賞


 第85回アカデミー賞が決まりました。作品賞、監督賞はスピルバーグ渾身の力作「リンカーン」で決まりと密かに思っていたのですが、予想がまったく外れました。作品賞はなんと、意外な大穴「アルゴ」でした。まあ、それはそれで、大好きな俳優のベン・アフレックが監督と主演した映画なので大歓迎です。

 ただ、作品賞や監督賞以外でも、主演男優賞、助演男優賞(トミー・リー・ジョーンズ、BOSSのコーヒーのCMのおじさんですね)、助演女優賞(サリー・フィールド、ER救命救急室のアビーのお母さんです!)をはじめ、かなりノミネートされていたので拍子抜けではありました。話題の大作が多い割にスピルバーグは、あまりアカデミー賞には恵まれません。「シンドラーのリスト」で念願の作品賞と監督賞を取った後は、「プライベート・ライアン」で2度目のアカデミー監督賞を受賞しているだけですね。

 そんな中で光ったのは、リンカーン役を演じて主演男優賞を取ったダニエル・デイ=ルイスでしょう。「マイ・レフトフット」、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」に続いて3度目、なんと史上初です。若い頃の「ガンジー」や「存在の耐えられない軽さ」も良かったですが、まだ50代後半に入ったところですから、これからますます円熟を重ね、次なる受賞の機会が訪れるかもしれません。

 似たような感じだったのが「レ・ミゼラブル」でしょうか。こちらも作品賞、主演男優賞などにもノミネートされていましたが、蓋を開けてみると、アン・ハサウェイの助演女優賞だけでした。30歳になった彼女にとっては大きな節目になるであろう受賞です。彼女が演じたフォンテーヌには、現状をどうすることも出来ない切なさ、やるせなさといったものが滲み出ていて泣かされました。それに比べると、ヒュー・ジャックマンもかつてない出来なのでしょうが、歴代のジャン・バルジャンの前ではつらいものがありました。ジャベール警部役のラッセル・クロウもしかりです。歌を歌いながらというハンディがやはりあったのでしょう。

 それともう一つ意外だったのは、前評判の高かった「ゼロ・ダークサーティー」が賞を取れなかったことでしょう。作品賞、主演女優賞、脚本賞などを逃しました。主演女優賞にノミネートされたジェシカ・チャステインは前作の「ヘルプ 心がつなぐストーリー」でも助演女優賞にノミネートされました。こちらも30歳を超えたところですから、その勢いで主演女優賞もと期待されましたが駄目でした。この映画もつい最近見たばかりですが、オサマ・ビンラディン暗殺計画という縦糸のストーリーが重く、強いので、どうしてもその動きを追わざるを得ず、彼女の渾身の演技になかなか入り込めませんでした。

 「リンカーン」はじめ、これから封切りになる作品も多く、デンゼル・ワシントンが主演男優賞にノミネートされた「フライト」もあります。邦画もそれなりに面白い作品が目白押しですから(姫川物は小説をすべて読んでいるし、テレビドラマも見ている「ストロベリーナイト」のような作品も原作がどう描かれるか気になって観ないわけにいかないのです!)、これはまだまだ気が抜けませんね。

2013年2月24日 (日)

★…オペラとワインをきく会に参加してきました

 きのう23日は、「オペラとワインをきく(聴く・唎く)会」に出掛けました。地元の若手歌手によるステージで幕を開け、その後、6種類のワインとで料理を味わいながら、DVDの映像でアリアの解説を楽しむという会です。福井クラシック音楽同好会の例会で、例会もこの日が第112回ですから息の長い活動ですね。「音楽を聴く」と「酒を唎く」を引っかけているわけですね。



 さて、この日は予定されていたソプラノの一人がインフルエンザでキャンセル、組まれていたプログラムを井上裕美子さんが一人で歌って幕開けです。その後、会長である栗田幸雄氏(前の知事ですね)の発声で乾杯。この乾杯のためのスパークリングワインをはじめ、ワインの方は「ヤスブン」のチーフ・ソムリエの女性によるチョイスです。スパークリングワインは私には少し甘かったのですが、個人的な好みを除けば、マスカットの旨みがしっかりと出ていて、私のテーブルでも「美味しい」の声がたくさん上がりました。私自身はワインにはそれほど詳しくありませんが、その後登場したものがどれも、個性をしっかりと持っている実力派であったように思います。



 残念なのは、料理がどうしてもワインを引き立てるツマミ系に偏っているところでしょうか。会費をあと1000円高くしてもいいので(現行6000円)、核となるような手の込んだ一品料理を置いて、それを中心にメニューを再編すると、もう少しメリハリが効いたものになり、もっとゴージャスな気分に浸れるのではないかと思います。メリハリでいうと、DVDの映像もそうで、毎回テーマを設けて、オペラ鑑賞の基礎知識が身につくような解説があるといいですね。

2013年2月18日 (月)

★…尖閣問題を話して、美味しい米を頂戴しました


  17日の日曜日は、鯖江市の「瀧ヶ花運送」さんの親睦会「ターキー会」の例会に招かれました。会では毎回、ゲストを呼んで話をしてもらっているそうで、私は皆さんの希望で「尖閣諸島問題」を話してきました。

 この日は、中国の尖閣諸島への関心が、尖閣諸島の海底に眠る海底資源にあることも間違いないが、いまではそのことよりも、太平洋への進出に取って重要な通り道として、彼らは尖閣諸島を影響下に置きたい(逆に日本の影響下から外したい)という願望の方が強くなってきていることを中心に話しました。一通り話をした後、皆さんとても熱心に話を聞いてくれて、質問もたくさんもらいました。中国側の接続水域、領海への進入が日常茶飯事のようになり、これまでの熱い議論の後の、息の長い対応策について市民の皆さんの関心も高まってきていることを感じます。

 もう一つ。会の終わりにお土産を頂いたのですが、その中にお米が入っていたのです。なんでお米なのか…聞いてみると、「瀧ヶ花運送」は「タキガハナファーム」というのを持っていて(長男の方がやっています)、米の生産と直販をやっていたのです。その中に「ピロール・コシヒカリ」というのがあり、ちょっと変わったその名前に惹かれました。



 それでさっそく試食…。これが噛み応えがしっかりしている上、味がしっかりしていて美味しいのです。この「ピロール・コシヒカリ」、「ピロール農法」によって作られたコシヒカリという米ですが、どんな農法なのか、それが解りません。そこでちょっと調べてみると、「ピロール農法」で作ると、米が育つ土の中に酸素と有機物を増える、それでカルシウムなどのミネラルやビタミン類などが多く含まれた米になるというのです。ぜひ一度、食べてみてください。

 毎日のようにTPP交渉のことが話題になりますが、いまの流れでは、交渉への参加と引き替えに、またご機嫌取りのための補助金の支出が増えそうな感じです。成長産業、輸出産業としての農業に鍛え直さないと間に合わないこの時期にこの体たらく。農協を中心として、なんでいまの状況に安住することばかり求めるのか…。既得権益の保護ではなく、やる気のある農業事業者をもっと支援し、こうした高品質の農作物の開発を進める、一刻も早くそういうことに早く取り組まないといけないと改めて感じました。

★…「ニウスな夜」第16夜は「今そこにある北朝鮮の核」をやります


 等身大のニュース解説「ニウスな夜」のご案内です。次回第16夜は、2月27日、28日午後7時半から行います。「ニウスな夜」は折々のニュースについて、「バー・ステーション」で私が資料を使いながら2時間ほど解説をしています。3週間に1回の集まりも、早いものでもう第16夜です。

 これまで女性宮家、尖閣諸島問題、原発、北陸新幹線、年金や、生活保護といった問題を取り上げてきました。また、「沖縄の逆襲」、「幕末・福井劇場」、「初めて知る中国政治」といったお題を掲げて解説を続けてきましたが、今回のお題は「今そこにある北朝鮮の核」です。

 前回が終わって、次回のお題はこれしかないと思っていたところ、予想を超えるスピードで北朝鮮が核実験を行いました。国連や周辺国はもちろん、中国の警告を振り切ってまでの強行。まさに暴走です。実験結果から、さらに高度化したという彼らの核技術、それが我々にとってどれほど厄介なものなのか、次回は北朝鮮の核開発の現状を掘り下げます。

 27日、28日とも同じ内容で話をしますので(1日15人)、都合の良い日にご参加ください。会費はコーヒー飲み放題付で1500円、希望者はメールでご連絡ください。

2013年2月10日 (日)

★…きょうのニュース解説 [ 2月7日 ] ローソンの賃上げ


 ローソンが7日、若手社員約3300人の賞与を上乗せし、年収ベースで約3%増やすと発表しました。今年2回の賞与を通じて平均で計15万円を上乗せするという内容です。ローソンの新浪剛史社長は安倍内閣がつくった産業競争力会議の民間議員ですから、安倍首相が掲げる経済政策「アベノミクス」の基本理念「デフレ解消のための賃金上昇」を先取りした動きで、各界から喝采を浴びています。

 私も、これはこれでとてもいいこと、と拍手を送りたい一人です。ただ、問題なのは、ローソンの賃上げが正社員だけを対象にしているということでしょう。いまローソングループでは、正社員とアルバイトなど非正規雇用者とを合わせて約20万人が働いています。そのうち、今回の「賃上げ」の対象となるのは約3300の正社員だけで、残りの約18万5000人の非正規雇用者は置き去りなのです。本当の景気刺激を考えるのなら、置き去りにされている18万5000人の非正規雇用者の賃上げの方が効果が大きいはず。そこへの配慮がないことがとても残念です。

 総務省統計局が毎月行っている労働力調査によれば、非農林業雇用をのぞいた雇用における全雇用に占める非正規雇用者の比率は、2012年の時点で約35%。「デフレ解消のための賃金上昇」を語るのであれば、最優先しなければいけないのは、元から手厚く保護されている正社員と同時に「ワーキング・プア」から抜け出せない非正規雇用者の賃上げです。本当の消費拡大をめざすのであれば、そこにテコ入れをしなければいけません。

 麻生財務相は8日の閣議後の会見で、今回のローソンの賃上げについて「1社でもこういった形が出てくるのはいい傾向」と絶賛。甘利経済再生相もこの日の会見で「大変ありがたいことだ。業績のあがった企業から、可能な範囲で還元措置を考えていただくことは、日本経済の先行きを明るくするとてもいい材料だ」と評価していますが、皮肉な見方をすれば、“やってる感”を仲間内で盛り上げているように映って仕方ありません。

 今回のローソン・グループの正社員の、賃金を平均で15万円アップのための財源は、大雑把に見積もって約5億円です。その費用が国内に約1万店展開しているフランチャイズのオーナーたちに押しつけられることにならないよう、一消費者である我々がローソンの“その後”を見守る必要もあるでしょう。原資を、地方のオーナーたちからの“上納金”を増やすことで賄うというのであれば、回り回って、我々が日々接しているカウンターのアルバイト君たちの時給などに影響します。華々しく打ち上げた今回の賃上げの、舞台裏がそういうことなら喜ぶに喜べません。そうならないことを祈るばかりです。

2013年2月 5日 (火)

★…論客・孫崎享氏との対話


 3日はオペラ、4日はコンサートのミーティング、5日は朝の便で羽田から小松へ戻りました。三国の「おけら牧場」で行われる孫崎享(まごさき・うける)氏の講演を聞くためです。孫崎氏は外務省の元・国際情報局長だった論客。日米関係を軸にしながら、日米安保体制、普天間基地問題や尖閣諸島問題になどについて、他の論客とは違う視点から積極的な発言を続けています。この3年ほどの間に『日本人のための戦略的思考入門――日米同盟を超えて』、『日本の国境問題――尖閣・竹島・北方領土』、『戦後史の正体 1945-2012』、『アメリカに潰された政治家たち』といった著作が立て続けに発表、多くがベストセラーになっています。



 講演会は、「おけら牧場」の主宰者・山崎一之氏が計画したもので、私は地元のコミュニティーFM「たんなんFM」の伊藤努理事長に誘われて出掛けたのですが(写真で私と話をしている眼鏡を掛けた白髪の人物です)、会場に着いてみると、既に50人近い人たちが詰めかけていてちょっとビックリでした。これもヒートアップしている尖閣問題について、世の中の関心が高まっている証拠でしょう。事実、私もこのところ尖閣問題の基礎知識的なことを話す機会が増えています。



 さて、孫崎さんの尖閣問題への視点は冷めていて、ちょっと異色です。「朝まで生テレビ」のような討論番組で他の論客が「日本固有の領土」といった発言を繰り返す中で、「必ずしも海外は尖閣を日本のものと考えていないと考えた方が良い」といった意見を吐いたり、日米安保体制による米軍の軍事的支援に疑問を投げかけたりといった具合です。国益の確保を至上命題とする外交官出身でありながら、そんな氏の姿勢、つまり、日本の国益を一方的に叫ばないところを取り上げ、「売国奴」と罵るような論敵までいます。



 私の古巣の産経新聞も氏に批判的です。氏もそれを感じているらしく、話が進んでいく中でなんと「産経新聞の人とはもう話したくないですね」といった発音が飛び出したのです。ところが……。氏の目の前に私が座っていました。着いた時にそこに案内されたのも伊藤さんたちの企みだったのかもしれませんが、私が「OB」であることを告げたところ会場は大爆笑、氏も大笑いで会の空気が和んだので救われました。その後も、何かとその話になるたび私と孫崎さんがやりとりをすることになりました。

 氏の話はこの日も、これまでの持論の繰り返し。テレビ番組や雑誌でかなり氏の発言を追いかけている私には新味はありませんでしたが、講演を終えて東京に戻る列車に同乗して質問する時間も作れたので、いくつか本音らしきものも聞けたような気がします。アメリカ従属路線からの脱却が氏の本当に言いたいことであること、独自の防衛力整備を推進させようとしていること、そして、武力解決という方法を取らない、一見すると弱腰、軟弱に見えるその姿勢の裏側には、外交力という力を信じているからこそで、そこに外交官としてのプライドを持っているということなのでしょう。面白い一日でした。

2013年2月 3日 (日)

★…三枝さんの新作オペラ「KAMIKAZE-神風」に出掛けました


 作曲家の三枝成彰さんが私と私の息子と二人を、新作オペラ「KAMIKAZE-神風」に招待してくれました。観に行ったのは最終日の3日の日曜日、午後2時の開演直前に会場である上野の東京文化会館で息子と待ち合わせました。

 三枝さんは残りの人生はオペラの作曲に捧げると公言していて、今回の「KAMIKAZE-神風」は、前々作の「Jr.バタフライ」、前作の「悲嘆」に続く「昭和三部作」の締め括りの作品です。実在した特攻隊員とその婚約者が理不尽な運命に翻弄された悲劇で、なぜ死を強要する「特攻」が行われたのか、その命令に抗えなかった人々の思いを綴っています。また、「第二次世界大戦で亡くなった全世界の人々に捧げる」というサブタイトルが付いています。



 作曲の三枝さん以下、<原案・原作>堀紘一<脚本>福島敏朗<演出>三枝健起<美術>千住博<照明>沢田祐二<アリア歌詞>大貫妙子<プロダクション・マネージャー>小栗哲家。オペラは総合芸術なので、映画と同じように阿吽の呼吸で動ける「●●組」が製作に当たることが多いのですが、今回もいつもの「三枝組」が顔を揃えています。

 一方、歌手陣はテノールのジョン・健・ヌッツォ、大山大輔、ソプラノの小川里美、小林沙羅、アルトの坂本朱といった布陣です。主人公の<神崎光司少尉>が健・ヌッツォ、その婚約者の<土田知子>を小川が演じ、大山、小林が<木村寛少尉>、<木村愛子>夫妻を演じました。そして、坂本が特攻隊が集った食堂の女将さん<冨田トメ>。オーケストラは、大友直人指揮の新日本フィルハーモニー交響楽団です。



 なんとも美しいステージで、その美しさが、この作品に宿る悲劇性をより際立たせます。大貫さんの歌詞がかなり凝っていたし、歌うのが難しい音楽的なフレーズも数々ありましたが、歌手陣がそれに果敢に挑む熱演を繰り広げてくれたこともあり(特に坂本の深々とした声、清潔感溢れる小林の声が強く印象に残りました)終わって深い感動を呼ぶ作品でした。参ったのは、公演後の打ち上げの席で息子が大受けだったこと。息子は防衛大学に進んだので、この日も制服姿だったのですが、作品が作品だけにその格好がピッタリだったようで、三枝さんにあちこち連れ回されていました。

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