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2012年1月 6日 (金)

★…見応え十分の「坂の上の雲」


 話が前後しますが、年末年始はお客さんの間でNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」の話がよく出ました。私も録画を繰り返し見るほど(今でも!)のめり込んだクチです(最終回の秋山兄弟が亡くなる場面などを除けばですが…)。きら星のごとく出演した主役級の俳優たちの演技がぶつかり合って、密度の濃いドラマに仕上がっていました。

 その主役級の中で、みなさんの印象に残ったのは誰でしょう。私としては、香川照之+菅野美穂の「正岡兄弟」、阿部寛+本木雅弘の「秋山兄弟」、高橋英樹(=児玉源太郎)、柄本明(=乃木希典)、米倉斉加年(=大山巌)、加藤剛(=伊藤博文)、西田敏行(=高橋是清)、竹中直人(=小村寿太郎)あたりが良かったですね。反対に役柄とミスマッチだったと感じたのは、舘ひろし(=島村速雄)、草刈正雄(=加藤友三郎)、赤井英和(=鈴木貫太郎)あたりです。

 しかし、そうした「想定内の名演」を超えて、改めてその存在感が光っていたと感じたのは、旅順港閉塞作戦で戦死した“軍神”広瀬武夫を演じた藤本隆宏、伊地知幸介を演じた村田雄浩の二人です。藤本の質実剛健そのものといった演技、日頃のヘラヘラとしたところが嘘のように消えていた村田の薩摩弁、そして、きらりと光った存在感を示したのが、第7師団の大迫師団長を演じていた品川徹です。

 今回の「坂の上の雲」は、203高地をめぐる攻防戦が一つのクライマックス。なのでどうしても、映画の「203高地」と比べてしまいます。映画では児玉を丹波哲郎、乃木を仲代達矢が演じていましたが、みなさんはどちらに軍配をあげるでしょうか。一部で高橋英樹が時代劇丸出しという意見もありましたが、私の見るところ五分五分の迫力です。

 一方、脇役陣はちょっと物足りませんでした。なにせ私は、密かに門外不出の「脇役列伝」なるものを作っている“脇役フェチ”なのです。なにせ登場人物が多いので、主役級の俳優もさることながら、脇役も半端じゃない数が必要だったはずですから、予算的にも大物脇役をなかなか揃えられなかったのかもしれません。私が「脇役列伝」でピックアップしている中で出演していたのは友安治延・後備第一旅団長を演じた深水三章、有坂成章を演じた矢島健一だけでした。しかも、どちらもほんのちょっと出てくるだけ。もったいない使い方です。

 まあ、それだけ「坂の上の雲」については店で侃々諤々の話で盛り上がったのですが、世の中、上には上がいるもので、「坂の上の雲」のワンシーン、一つの台詞について、事細かく分析をしているブログがあったのです。「すにてんてんすってんてん」というブログなのです。これが実によく分析していて、書かれていることに頷いたり、首を捻ったり、これを読んでドラマを二度楽しむことが出来ました。


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