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2011年11月10日 (木)

★…テノール水口のリサイタルやります


 友人で日本を代表するテノール歌手の水口聡(みずぐち・さとし)さんが12月22日夜、福井駅前の「響のホール」でリサイタルを行うことになりました。急に決まった話なのですが、なかなか聞くことのできない“大物”が福井に来てくれるのはうれしい限りです。しかも、22日は連休前の木曜日。文字通り今年の福井のクリスマスを彩ってくることでしょう。
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 日本では1997年の新国立歌劇場のこけら落し公演となったオペラ《アイーダ》でラダメスという主役を歌って一躍その名が知られましたが、水さん(=私はいつもそう呼んでいます)はウィーンを拠点にしてヨーロッパ中心に活躍を続けてきました。ウィーン国立歌劇場をはじめとするヨーロッパ各地の歌劇場に出演、バーンスタイン、アバド、ゼッフィレリ、ブルゾン、ヌッチなといった著名なアーチストたちとも共演しています。

 水さんは、音楽大学に入った時はテノールよりも音域の低いバリトンでした。武蔵野音楽大学、大学院を修了後、ウィーン国立音楽大学に留学、そこを邦人初となる全員一致の首席で卒業します。そしてその後、テノールに転向しました。そのため、水さんは同じテノールでも、他の線の細いテノールとは比べ物にならない力強い声を持っています。いつだったか、カラオケに行ったら、マイクが必要ないどころか、音が部屋中に溢れて耳が痛くなって始末に困ったことがあるくらい、パワフルな声が出ます。

 実は今のオペラ界、水さんのような声を持つ「リリコ・スピント」の歌手が少ないのが悩みです。その世界で水さんは「音楽性のある雄大なテノール」という高い評価を得てきました。《トゥーランドット》のカラフ、《トスカ》のカヴァラドッシ、《カルメン》のドン・ホセなど、レパートリーは楽に20を超えます。新国立歌劇場の公演にも次々に出演、NHKの新年の恒例番組「ニューイヤー・オペラ」の常連でもあります。

 その熱い水さんの声を味わい尽くすため、今回は採算を度外視して、わずか200人でそのステージを囲むという贅沢な設定にしました。また、次代を担うソプラノとして期待を集めている地元・鯖江出身の吉田珠代さんとの共演も実現しました。《オテロ》の“愛の二重唱”や《トゥーランドット》の“誰も寝てはならぬ”といった有名なオペラのアリアから、「カタリ・カタリ」などのナポリ民謡を集めたプログラムで、多彩ながらも初心者にも親しみやすい内容のプログラムを組みました。

 チケットの発売は来週末から「響のホール」のプレイガイド(0776-30-0086)で発売を始めます。ホール中央部の席でかつ1階のカフェで1ドリンク楽しめるSS席が税込4,000円、通常のS席が3,000円です。このブログでもチケットの申し込みは受け付けます。メールを頂ければ幸いです。


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